活動報告
先日、クローバーの会のスタッフで「ライフコネクション認定ファシリテーター養成講座」を受講してきました。
ライフコネクションとは、認定NPO法人育て上げネットさんが開発・運営している、若者の「孤立」や「無業化」を予防するためのプログラムです。なんとカードゲームを通して学べる内容になっていて、楽しみながら社会の中でのつながりや地域資源について知ることができます。
ゲームの中では、人生に起こりうる様々な“ハプニング”が出てきます。例えば「病気で働けなくなった」「親の介護をすることになった」など…。そんな状況のときに、どこに頼ることができるのか――役所や社会福祉協議会、サポステなど、地域にある相談先を知っていくのです。遊びながら自然と知識が身につくところが、とても魅力的だなと感じました。
研修では、実際にこのプログラムを「どうファシリテートするか」を学びました。育て上げネットさんの講師の方をお迎えし、座学だけでなくロールプレイも取り入れた実践的な内容。人前に立って話したり、生徒役の方とやり取りをしたりするのは正直ドキドキしましたが、やってみると気づきがたくさんあり、難しさと同時に楽しさも実感できました。
さらに、プログラムそのものだけでなく「なぜ若者支援が必要なのか」「社会参加までにどんな困難があるのか」といった基礎知識も学ぶことができました。特に印象に残ったのは、「支援機関があっても、若者たちに十分に認知されていない」という現状です。だからこそ、まずは気軽に知ってもらうきっかけとして、ライフコネクションが果たせる役割はとても大きいと感じました。
今回の研修で得た学びを、これから山形の活動でもぜひ活かしていきたいと思います。若者たちが「こんなところに相談できるんだ」「地域に頼れる場所があるんだ」と実感できるような取り組みにつなげていければと思っています。